人間用バリカンは犬に使える?実はNGな理由と注意点を解説

公開日:2025/08/15
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犬の毛を自宅でカットする際、人間用バリカンで代用できないかと考える方もいるかもしれません。しかし、人間用と犬用では刃の構造やパワーに違いがあり、安易な使用は思わぬトラブルにつながることもあります。そこで本記事では、人間用バリカンを犬に使うことはできるのかをご紹介します。

人間用バリカンはNG!愛犬にはペット専用バリカンを使おう

「家にある人間用のバリカンで、犬の毛もカットできるのでは?」と思ってしまいがちですが、これは大変危険です。犬は人間より皮膚が薄くデリケートで、毛も柔らかく縮れやすいなど、バリカンに求められる条件が異なります

そのため、人間用のバリカンでは毛が絡まったり、刃が皮膚に当たって傷つけてしまう恐れがあるのです。ペット専用のバリカンは、こうした犬特有の毛質や皮膚に合わせて設計されており、安全かつ快適にカットができるようになっています。

大切な愛犬にケガをさせたり、不快な思いをさせたりしないためにも、自宅でトリミングを行う際は必ずペット用のバリカンを使用しましょう。

ペット用バリカンの選び方ガイド

愛犬のトリミングを自宅で行いたい場合、ペット用バリカンは欠かせないアイテムです。しかし、種類が多く、どれを選べばよいのか迷ってしまう方も多いでしょう。用途や犬の性格、飼い主の扱いやすさまで考慮して選ぶことで、安全で快適なトリミングが可能になります。以下で詳しくご紹介します。

用途に合わせて選ぶ

ペット用バリカンには「全身用」と「部分用」があります。全身カットをしたい場合は、刃幅が約4.5cm、刈高3〜5mm程度の全身用を選びましょう。

足裏やおしりなど細かい部位には、刃の長さが約1mmの部分用バリカンがおすすめです。アタッチメント付きで長さ調整ができるタイプもあるため、仕上がりにこだわりたい方にも便利です。

音・熱の少ないものを選ぶ

バリカンの音や振動が大きいと、犬が驚いて暴れてしまう原因になります。できるだけ静音設計で振動が少ないモデルを選ぶと安心です。また、長時間使うと刃が熱をもつこともあるため、熱くなりにくい仕様のものを選ぶのもポイントです。使用中はこまめに刃の温度を確認し、犬の皮膚を守りましょう。

使いやすさとメンテナンス性

飼い主にとっても扱いやすいバリカンを選ぶことが大切です。とくに初心者には、コードレスで使えるモデルがおすすめ。2WAY対応のものなら、シーンに応じて柔軟に使えます。さらに切れ味がよいものは短時間で仕上がるため、犬のストレスも軽減。刃を外して洗えるタイプなら、お手入れも簡単で清潔に保てます。

ペット用バリカンの前にやるべき下準備とは?安全でキレイに仕上げるコツ

ペット用バリカンを使う際には、いきなり刈り始めるのではなく、事前の準備がとても重要です。犬の被毛には毛のもつれや毛玉ができていることが多く、そのままバリカンをかけると、毛がうまく切れなかったり、皮膚を傷つけてしまう原因になります。

刃が引っかかると愛犬に痛みを与えてしまう恐れがあるため、注意が必要です。使用前には必ずスリッカーブラシなどを使い、不要な毛や毛玉、もつれ毛を丁寧に取り除いておきましょう。

この下準備をしっかり行うことで、バリカンの性能を最大限に活かすことができ、使用時間も短縮できます。結果として、犬の負担も減らせて安全にスムーズなトリミングが可能になります。

自宅トリミングが不安な方はトリミングサロンを活用しよう

自宅でのトリミングは手軽で便利ですが「うまくカットできるか不安」という方は少なくありません。そんなときは無理せず、トリミングサロンの利用を検討しましょう。プロの手で丁寧にケアしてもらえるだけでなく、美容以外のサービスも受けられるため、安心して任せられます。

愛犬に合ったカットをお任せできる

トリミングサロンでは、犬種や毛質、季節に合わせたカットスタイルを提案してもらえます。見た目の美しさはもちろん、通気性や手入れのしやすさまで考慮されたスタイルを選べるのが魅力です。プロのトリマーによる施術で、仕上がりの完成度も高く、愛犬の魅力をより引き出してくれます

美容以外のケアもしてもらえる

トリミングサロンでは、カットだけでなく、爪切りや耳掃除、肛門腺しぼり、歯磨きなど、日常では難しいケアも一緒にお願いできることが多いです。これらのケアは、健康維持のためにも重要ですが、慣れていないと自宅ではやりづらいものです。経験豊富なプロに任せることで、愛犬に負担をかけずにすみます。

信頼できるトリマーを選ぶことが大切

トリミングサロンを選ぶ際は、トリマーの資格や経験にも注目しましょう。国家資格ではないものの、トリマー養成学校を卒業しているか、実績のあるスタッフが在籍しているかを確認することが安心につながります。口コミや評判も参考にしながら、愛犬に合った信頼できるサロンを見つけましょう。

まとめ

自宅でのトリミングは、愛犬とのスキンシップを深めるよい機会ですが、安全に行うためには注意が必要です。人間用のバリカンは使わず、必ずペット専用のものを選びましょう。また、カット前のブラッシングやバリカンの性能、使いやすさなどにも配慮することが大切です。なお「自分でできるか不安」という方は、無理をせずトリミングサロンのプロに任せるのも賢い選択です。愛犬が安心して過ごせる方法を選んであげましょう。

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