犬の足裏の毛を上手にカットするコツ

公開日:2024/04/15

足の裏

犬の足裏の毛をカットしたいけど難しそうと、お悩みではありませんか。犬の足裏には肉球があるため、傷つけないように注意が必要です。そこで本記事ではそんなお悩みを払拭すべく、犬の足裏の毛をカットするコツについて解説します。この記事を最後までお読みいただき、ワンちゃんの足裏を綺麗に整えてあげてください。

足裏のお手入れも必須!その理由とは

そもそもなぜ犬の足裏のお手入れが必要なのでしょうか。ここでは、足裏のお手入れが必須である理由について解説します。

肉球の役割を十分に発揮させるため

犬の足裏には肉球がついており、重要な役割を果たしています。肉球には、衝撃を和らげたり、滑り止めになったり、汗をかいて体温を調節したりする役割があります。肉球の役割を十分に発揮させるために、足裏のお手入れは必須のケアだといえます。

肉球が隠れてしまうとケガしてしまうため

犬の足裏の毛を伸びたままにし肉球が隠れてしまうと、フローリングで滑りやすくなります。そうすると足腰に負担がかかり、最悪の場合骨折や脱臼を引き起こしてしまいます。

とくに、骨の細い子犬や小型犬、椎間板ヘルニアを発症しやすいダックスやコーギーなどの犬種については、こまめな足裏のお手入れが必要です。

犬の足裏の毛をカットする方法

犬の足裏の毛をカットするためには、どのような手順が必要なのでしょうか。ここでは、犬の足裏の毛をカットする手順について解説します。

はさみやバリカンを用意する

犬の足裏の毛をカットするためには、ペット用のはさみやバリカンの用意が必須です。また、ムラなく綺麗にカットするためにコームも必ず用意しておきましょう。

カット台と滑り止めを用意する

はさみやバリカンなどの道具が揃ったら、机のような犬を乗せるカット台を用意し、その上に滑り止めを敷きます。準備が整ったら、犬の体を脇で固定できる体制をとりましょう。小型犬の場合、脇ではなく膝の上で固定できる体制でも大丈夫です。

コーミングして毛を整える

犬を固定できる体制が整ったら、まずはコーミングして毛を整えてあげましょう。コーミングする際のコツは、足の指と指の間に挟まっている毛も丁寧にかき出すことです。伸びた毛をムラなくしっかりとカットするためには、コーミングはとても重要な作業といえます。

はさみでカットする場合の注意点

はさみを使って犬の足裏の毛をカットする場合には、肉球ギリギリをカットしようとするのではなく、肉球にかかった伸びた毛先部分だけをカットするようにしましょう。足の状態を見ながらゆっくりカットを進めます。

また、まず全体的にバリカンでカットし、伸び切って残ってしまった一部分だけをはさみでカットするのもおすすめです。

バリカンでカットする場合の注意点

バリカンを使って犬の足裏の毛をカットする場合は、バリカンの音を怖がって犬が暴れてしまうことがあるため注意が必要です。バリカンを使う場合は、まずは音に慣れさせることから始めましょう。犬がバリカンの音にだんだんと慣れてきたら、毛の流れに逆らうイメージでカットを進めていきます。

この際、誤って犬の肌を傷つけてしまわないように、バリカンの刃と犬の肌をできるだけ水平に保つよう心がけましょう。

肉球付近については、皮膚にバリカンを軽く押し当て、肉球のカーブに沿わせるようにカットしていきます。綺麗にカットしようとするあまり、バリカンの刃を強く押し当て過ぎないように十分な注意が必要です。

犬の足裏の毛をカットする際の注意点

犬の安全を守るためにも、足裏の毛をカットする際にはいくつかの注意点があります。ここでは、犬の足裏の毛をカットする際の注意点について解説します。

2人で押さえながらカットする

犬は長い間じっとしているとは限りません。犬がカット作業に慣れるまでは、2人でカットするのがおすすめです。2人でしっかり押さえながら作業を進めれば、ケガのリスクを軽減でき安全にカットできます。

自然な角度で足を持ち上げてカットする

犬の足裏の毛をカットする際には、足を持ち上げる必要があります。自然に曲がる方向に足を持ち上げることで犬の抵抗も軽減されます。具体的には、後ろに足を蹴り上げるイメージで持ち上げてあげましょう。

嫌がるときは無理にカットしない

足裏の毛をカットされることは、犬にとっては慣れない動作でストレスになる場合があります。ときには過剰に嫌がることもあるでしょう。嫌がるときには無理にカットしない方が無難です。カットに慣らしていくためにはそれなりの時間が必要です。

カットすることに対していつも嫌がられる場合には、専門家への依頼も検討しましょう。

まとめ

今回は犬の足裏の毛を上手にカットするコツについて解説しました。犬の足裏のお手入れは、肉球の役割を活かし、衝撃を和らげたり、滑り止めになったり、汗をかいて体温を調節したりするために必須です。

また、カットの手順は、はさみやバリカン、カット台と滑り止めを用意し、コーミングしたうえで行う必要があります。さらに、犬の足裏の毛をカットする際の注意点として、2人で押さえながらカットする、自然な角度で足を持ち上げてカットする、嫌がるときは無理にカットしないという選択も大切です。

犬の足裏の毛を上手にカットする方法でお困りであれば、ぜひこの記事にある内容を参考にしてみてください。しっかりと犬の足裏の毛をケアし、安全な生活を送れるようにしてあげましょう。

おすすめ関連記事

PICKUP TABLE

おすすめのトリミングシザーブランド比較表

イメージ
ブランド名飛燕シザー K9(株式会社ドーワインターナショナル)胡蝶(東京利器)UTSUMI(内海)DOGWELL(東光舎)アートシリーズ(ドリーム産業)Dog Star(天洋)
特徴販売数は欧州最大!アイテムだけでなくアフターフォローにも力を入れています熟練の職人が高品質なハサミを作り続けている、東京の老舗ハサミメーカー創業してから80年に渡り、使う人の目線に立ったシザーを販売している。世界的に有名なブランドを持ち、高品質なトリミングシザーを製造する会社グローバルに活動する、トリミングシザーなどのペット用美容器具メーカー。世界でただ一人の職人が作り続ける、正統派トリミングシザーを販売する会社 
詳細リンク詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら