愛犬のトリミングは自宅でもできる?必要な準備や手順を紹介

公開日:2024/11/15 最終更新日:2024/12/06

トリミング 自宅

愛犬のトリミングを自宅でできるようにすることで、定期的に発生するトリミング代を節約できます。しかし、トリミングに際しては、必要な準備や適切な手順を把握しておく必要があります。本記事では、自分で愛犬のトリミングをする際に押さえておくべきポイントを詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

トリミング前の準備

自宅で愛犬のトリミングを行う際には、事前準備と環境の整備が重要です。いきなり全身をカットしようとすると、愛犬がトリミング嫌いになる可能性があります。

日常的にスキンシップを行い、身体に触れられることに慣れさせることが大切です。さらに、バリカンやシャワーの音に慣れさせるなど、トリミングを安心して受け入れられるように準備を進めます。飼い主の優しい声かけや褒めることも、愛犬の安心感につながります。

健康状態のチェック

トリミングを始める前には、愛犬の健康状態を確認しましょう。皮膚の赤みや傷、耳や関節の異常がないかチェックし、気になる点があれば動物病院で相談することが必要です。

また、毛のもつれや汚れを確認し、食後や興奮しているときは避けるなどタイミングにも注意しましょう。環境は掃除がしやすく、安全で落ち着ける屋内がおすすめです。床にビニールシートや新聞紙を敷き、刺激の少ない静かな場所を選びましょう。

トリミングに必要なもの

トリミングに必要な用品として、スリッカーブラシや天然毛ブラシを用意します。これらは日常的なケアにも使用でき、ブラッシングをすることで毛玉や死毛を取り除けます。

爪切りも重要で、ギロチンタイプは初心者向きです。爪の中の血管や神経を傷つけないように注意し、万が一に備えて止血剤を用意しておきましょう。

トリミング用品ごとの特徴

バリカンは安全で効率的なツールです。ペット専用のものを選び、足裏や耳周りのケアにはミニバリカンが便利です。

ハサミは「カット用」と「梳きバサミ」の2種類を使い分け、細かい部分にはミニハサミを使用します。使用時には刃先を身体に向けないようにし、コームで毛を整えながらカットするのが安全です。

自分で愛犬のトリミングをする際の手順

次に、愛犬のトリミングの手順を確認していきましょう。

グルーミング

自宅で犬のトリミングを行う際は、グルーミングから始めます。グルーミングには「爪切り」「足裏の毛のカット」「肛門腺絞り」「シャンプー・ブロー」が含まれます。

まず爪切りでは、爪を適切な長さに保つことが重要です。散歩で削れない親指の爪「狼爪」も含め、定期的にカットします。爪には血管と神経が通っているため、少しずつ角を落とすように切り、万一出血した場合は止血剤で対応します。仕上げには、爪やすりを使いましょう。

足裏の毛のカット

次に、足裏の毛をペット用バリカンでカットします。指を広げながら肉球を傷つけないよう慎重に行い、肉球が見えるくらいまでカットします

。肛門腺絞りは、悪臭を防ぐため月に一度程度行うのが目安です。無理に力を入れず、シャンプーの際に行うと洗い流しやすく便利です。

シャンプー

シャンプーでは、事前にブラッシングして毛を整えます。お湯の温度を確認し、濡らしていく時は体の後ろから前に向かっていきましょう。

シャワーが苦手な場合は、スポンジを使うなど工夫してストレスを軽減しましょう。シャンプーは充分に泡立て、優しく洗います。すすぎ残しがないよう、目や鼻、耳にシャンプー剤が入らないように注意しながらしっかりすすぎましょう。

洗い終わったらタオルドライで水分を吸収し、ドライヤーで丁寧に乾かします。このとき皮膚に異常がないかも確認します。

全身カット

グルーミングの後は全身カットを行います。ただし、犬種やカットスタイルによって方法が異なるため、自宅では気になる部分を整える程度にとどめるのが安心です。

また、全身カットだけをプロに任せることも選択肢の一つです。全身カットをプロに任せることで、愛犬の負担を減らすことができます。

トリミングに慣れさせるためのコツ

トリミングに慣れさせるには、飼い主の優しい声かけとアイコンタクトが重要です。作業中に無言になりがちですが、声かけで楽しい雰囲気を作りましょう。

また、お風呂場に慣れさせる工夫も必要です。普段お風呂場に行かない犬はいきなりのシャンプーに緊張や恐怖を感じることがあります。時々お風呂場に連れて行き、おやつを与えたり声をかけたりして不安を軽減しましょう。

日頃のスキンシップを大切にし、まずはブラッシングなどの簡単なお手入れから始め、少しずつ慣らしていきます。一度に全てを終わらせようとせず、前脚の爪切り、後ろ脚、ブラッシングと日ごとに作業を分けることで愛犬の負担を減らします。

お手入れ後には「よくがんばったね」と褒め、おやつやおもちゃを与えると効果的です。無理に作業を続けると愛犬が暴れたり逃げ回ったりするため、嫌がる場合は一旦中断することが大切です。愛犬の気持ちを尊重し、無理なくトリミングに慣れさせていくことを心がけましょう。

まとめ

自宅で愛犬のトリミングを行えば、トリミング代を節約できるだけでなく、愛犬と一緒に楽しい時間を過ごせます。ただし、事前準備や適切な手順が大切です。まず、健康状態を確認し、愛犬を安心させる環境を整えましょう。爪切りや足裏の毛のカット、肛門腺絞り、シャンプーなどを丁寧に行い、全身カットは犬種に応じて適度に調整します。また、スキンシップを通じてトリミングに慣れさせ、無理せず少しずつ進めることがポイントです。優しい声かけや褒めることで、愛犬の不安を減らし、楽しい経験に変えられます。プロの力を借りつつ、愛情を持ってケアしましょう。

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