愛犬がトリミング嫌いになる原因と対処法

公開日:2025/01/15

トリミング嫌い 原因

「うちの子はトリミングが苦手」という飼い主は、意外と多いものです。犬がトリミングを嫌いになり、拒否するようになる理由はいくつか考えられます。そこで本記事では、犬がトリミングを嫌がる理由とその対処方法について、深掘りして解説をしていきます。本記事を参考に、愛犬のトリミング嫌いを克服し、身だしなみを整えてあげてください。

犬がトリミングを嫌がる原因

犬がトリミングを嫌がる理由はいくつかあり、それぞれに特徴や対処法があります。以下に主な理由と具体例をまとめます。

知らない人に触られることが嫌

トリミングを嫌がる犬には、触られること自体を嫌うケースが多いです。飼い主以外の人に触れられる経験が少ない犬は警戒心が強く、触られるのを嫌がります

中には飼い主ですら触れない犬もおり、このような場合はトリミングサロンでの対応が困難です。飼い主すら触れない犬はケージに入ったままサロンに来ることが多く、経験豊富なトリマーであればその状況を察して飼い主にケージから出すよう依頼します。

しかし経験の浅いトリマーがそのまま預かると、ケージから犬を出せずトリミングが中断してしまうことがあります。このような犬は、サロンでトリミングを断られる可能性が高いです。

シャンプーやドライヤーが怖い

トリミングの作業自体を嫌がる場合もあります。このケースでは、作業に使用する道具が原因です。

例えば、シャワーやドライヤーが怖い犬や、水そのものを嫌う日本犬などが該当します。ただし、これらの問題は作業方法を工夫することで解決できることが多いです。犬が逃げようとするのは怖さが原因であり、怖くない方法を用いれば犬は落ち着きを取り戻します。

このため、トリミング作業を嫌がる犬がサロンで断られる可能性は低いといえます。

店に入るのが怖い

飼い主から離れることに不安を感じる「分離不安」が原因で、トリミングを嫌がる犬もいます。このタイプの犬は飼い主がいるときだけ暴れる傾向がありますが、飼い主の姿が見えなくなると大人しくなることが多いです。そのため、この問題は犬の引き渡し方法を工夫することで解決可能です。具体的には、犬が安心できるタイミングや環境で預けると良い結果が得られます。

知らない人間が怖い

トリマーとの相性が悪い場合もあります。例えば、声が高すぎる女性トリマーや、体が大きすぎる男性トリマーは、一部の犬にとって威圧的に感じられることがあります。これはトリマー側に非があるわけではなく、単なる相性の問題です。この場合、トリマーを変えることで問題が解決することがあります。犬がリラックスできる相性の良いトリマーを見つけることが大切です。

愛犬がトリミングを嫌がる場合の対処法

犬がトリミングを嫌がる原因の一つとして、触られることへの不安や恐怖があります。この問題に対処するために最も効果的な方法は「服従訓練」です。服従訓練は、犬が自分の意志で物事を決めるのではなく、飼い主の指示に従うように導く訓練です。

特に、子犬のうちから始めるのが理想ですが、成犬でも遅くはありません。この訓練を通じて、トリミング中の嫌がる行動を減らし、リラックスして過ごせるようになります。服従訓練の基本は、犬が自分の体を触られることに慣れることです。

まず、訓練の準備として、クッションや厚手のバスタオルを敷いて、硬い床ではなく犬の体に負担のかからない環境を作ります。その後、以下のステップを実践します。

ステップ1:お腹を撫でる

最初に行う訓練は、犬を仰向けにしてお腹を撫でることです。この方法は、犬が体を触られることに慣れるための基本的なステップです。犬は最初、仰向けにされるのを嫌がるかもしれませんし、すぐに起き上がろうとすることもあります。

また、噛み付いてくることもありますが、嫌がっても毎日続けることが重要です。犬は継続的な訓練によって、次第に服従するようになります。

ステップ2:足をマッサージする

お腹を撫でることに慣れたら、次は犬の足を触る訓練を行います。前足や後ろ足を優しくマッサージすることで、犬は足を触られることに慣れていきます。長時間行う必要はなく、数分程度で十分です。大切なのは、優しく触れることで犬がリラックスできるようにすることです。

ステップ3:リラックスしているか確認する

犬が服従訓練を受け入れている場合、マッサージ中にリラックスして寝る姿勢を見せることがあります。寝ているということは、犬が心からリラックスしている証拠です。これは信頼関係が築かれている証でもあり、犬は飼い主に対して安心感を抱くようになります。

まとめ

犬がトリミングを嫌がる原因には、触られることへの不安や恐怖、シャンプーやドライヤーの音、店やトリマーへの不安などがあります。特に、飼い主以外の人や未知の環境への警戒心が大きな要因となりがちです。この問題を解決するためには、服従訓練を通じて犬が体を触られることに慣れ、リラックスできる環境を整えることが効果的です。訓練を続けることで、犬はトリミングに対する不安を減らし、次第に安心してトリミングを受けることができるようになります。愛犬のトリミング嫌いを克服し、飼い主との信頼関係を深めるためには、時間と根気が必要ですが、正しいアプローチで確実に改善できます。

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